3つのR
口をあけっぱなしにして見詰めてしまった。
・・・叱られちゃった、私。
驚いて言葉が出なかったけれど、それは一々もっともだって思った。だから悲しいとかでなく、実際は恥かしかったのだ。もう私は大人なのにって、そう思って。
龍さんは黙ってしまった私を見て、いきなりわしゃわしゃと自分の頭を手で掻き回した。折角の格好いいのがぐちゃぐちゃにされてしまう。
「ああ、もう!何やってんだ俺は!―――――――送るよ、ジュンコさん。でも歩くの止めたほうがいいと思うから、ちょっと待っててくれる?」
まだ不機嫌な顔のままでそう言うと、私をそこに残したままで龍さんは走りだした。
「え?」
ぽかーん、そんな音が聞こえそうなほど、私はマヌケな顔をしていたはずだ。
日当たりの良い草生える川原に一人で残されてしまった。
―――――――ええーっと・・・?一体彼はどこへ??
頭の中は疑問符ばかりだ。だって送るって・・・私の家までってことだろうし。なのに、彼は一体どこへ消えてしまったのでしょうか。
疲れた上に混乱までして、私は大きくため息をついた。