ラベンダーと星空の約束
電車で二駅目で下車して、駅前にあるカラオケ店に入った。
ふーん…中はこういう作りになっているのか…
目につく物全てが新鮮で、キョロキョロと周りを見渡してしまう。
クラスの男子が慣れた様子で受け付けを済ませると、係りの人に案内されて個室に入った。
狭い個室は8人が入るとぎゅうぎゅう。
私と瑞希君の周りを囲むように男の子達が座り、
流星はテーブルを挟んだ向かいのシートで、山田さんと鈴木さんを左右に座らせ笑っていた。
流星…
私の事を心配していた割に、女の子をはべらせて嬉しそうだね…
流星がどんな女の子と仲良くしようが、もう関係ないけど、
クラスの女子に手を出されるのは嫌だな…
その子と顔を合わせる度に心が痛むもの。
あれ…
心が痛む?何で?
今の流星なんて、好きじゃないのに……
男子が素早く曲を入力して歌い始めた。
驚いたことは、みんな凄く歌が上手いこと。
かなり歌い込んでいて、歌詞も見ずに歌っている。
一番下手くそなのは確実に私だ。
みんな凄いなー
特に瑞希君なんて歌手みたい。
流行りのアイドルソングを振りも完璧に歌いこなしている。