ラベンダーと星空の約束
 


電車で二駅目で下車して、駅前にあるカラオケ店に入った。



ふーん…中はこういう作りになっているのか…

目につく物全てが新鮮で、キョロキョロと周りを見渡してしまう。



クラスの男子が慣れた様子で受け付けを済ませると、係りの人に案内されて個室に入った。



狭い個室は8人が入るとぎゅうぎゅう。



私と瑞希君の周りを囲むように男の子達が座り、

流星はテーブルを挟んだ向かいのシートで、山田さんと鈴木さんを左右に座らせ笑っていた。



流星…
私の事を心配していた割に、女の子をはべらせて嬉しそうだね…



流星がどんな女の子と仲良くしようが、もう関係ないけど、

クラスの女子に手を出されるのは嫌だな…

その子と顔を合わせる度に心が痛むもの。



あれ…
心が痛む?何で?
今の流星なんて、好きじゃないのに……




男子が素早く曲を入力して歌い始めた。


驚いたことは、みんな凄く歌が上手いこと。

かなり歌い込んでいて、歌詞も見ずに歌っている。



一番下手くそなのは確実に私だ。



みんな凄いなー
特に瑞希君なんて歌手みたい。

流行りのアイドルソングを振りも完璧に歌いこなしている。



< 105 / 825 >

この作品をシェア

pagetop