ラベンダーと星空の約束
「ちょっとー、
うちの子に手を出さないでよね。怒っちゃうよ?プンプン」
腰に手を当て、頬っぺたを膨らませ…
彼等を睨む瑞希君は、全然怖くない。
怖いどころか、その仕草が可愛く見える。
「先輩も激可愛っすねー!
一緒にカラオケどうすか?」
男子は瑞希君を女と勘違いしていた。
無理もない。
まさかと思ったが、
コスプレ用の偽物ではない本物の制服も、女子用を着ていて……
あれ?やっぱりコスプレに入るのか?
どっからどう見ても、美少女の女子高生にしか見えなかった。
流星は瑞希君のツインテールの髪を指先で弾きながら言う。
「“先輩も一緒に”だってさ。
瑞希、行ってあげれば?
俺はゆかりちゃん連れて帰るからー」
「それも危ないじゃん!」
「瑞希君、私友達作りたいから、カラオケに行きたいんだけど……」
「えっ 行きたいの?
うーん…しょうがないなー…
よし。みんなで行こう。大ちゃんも行くよ!」
そんなわけで、瑞希君と流星も加わった、妙なメンバーでカラオケに行くことになってしまった。