ラベンダーと星空の約束
「瑞希、何の用事だ?」
「あっ!そうだった!
亀さーん、大ちゃんにガツンと注意してよー
僕が言っても全然ダメなんだよー」
「また流星は、寮をラブホ代わりにしてるのか。
困った奴だな…」
そうなんだよ。困るんだよ。
大ちゃんの真上の210号室が僕の部屋だから、悩ましい声が丸聞こえなんだよ。
いつもいつも色んな女の子を連れ込んでさー。
今日の少し高めで短めの甘い声は、リカちゃんだとか…
声だけで人物当てが出来る様になっちゃったじゃないか。
大ちゃんは根はいい奴。
明るいし楽しいし好きだけど、これだけはどうにかして欲しい。
彼女のいない僕に、気を遣ってくれってもんだよ。