ラベンダーと星空の約束
うん…分かるよ。
流星の言う『面倒臭い』の意味はちゃんと分かってる。
セフレに選ぶ女の子達は、
決して彼に本気にならない遊びと割り切る子ばかり。
真正面からぶつかり根掘り葉掘り聞きだそうとして、
更には真剣な恋がしたいと願望を抱く私は…
今までの流星にとって、面倒臭い存在に違いない。
だけど流星は、逃げずに私と向き合ってくれた。
私の正体に気付いていないのに、それでも私を好きになってくれた。
「ゆかりちゃん…俺…君が本気で好きだよ。
けど、正直言うと100%好きだって…言い切れないんだ…
本気なのに100%じゃないなんて、自分でも変な事言ってると思うけどさ…
どうしても、紫(ムラサキ)ちゃんの事が頭から離れないんだ…
メッセージカードを見て想像していただけの存在に、今まで支えられてきた。
その存在がでかくなりすぎて、
100%の気持ちを今は君に示せない…
そんな気持ちの辻つま合わせに、きっと君を紫(ムラサキ)ちゃんにこじつけていたんだろうな…
こうして見つめている今も君の瞳の中に、
ラベンダーと星空の…あの写真の景色が広がっている様に見えてしまう。
俺ってかなりヤバイ奴だけど、君のこと好きって言っても許されるかな…」
「流星……」
流星は、私と紫(ムラサキ)ちゃんとの間で恋心が揺れていた…
私と紫(ムラサキ)ちゃんは同一人物なのに…
ひた隠しにしたせいで…迷わせ困らせていたんだ…
そんな揺れる気持ちに気付かず、
「記憶が蘇らない限り、彼が私に恋することはない」
なんて、勝手に思ったりして…