ラベンダーと星空の約束
 


柏寮の住人は一癖ある人ばかりだ。

亀井戸さんだけは普通だと信じたいけど、

もしかすると変わった一面があるかも知れない。




「ほらほら、みんな座ってー!歓迎会始めるよー!」



瑞希君の号令で床に座り直そうとした時、

後ろから腕が伸びて、体がフワリと持ち上げられた。



「あっ!」と思った時にはベッドの上。

大ちゃんの胡座の中にすっぽりと収まっていた。



「へへへー
ゆかりちゃんの席はここね?野郎共は床に座ってー」




しまった…油断していた…

どうしようか?

こうまでされてから、あからさまに拒絶したら、折角の歓迎会ムードをぶち壊す…



そう考え、嫌だけど、少しの間我慢することにした。



ベットの上には大ちゃんと私。

床の上には瑞希君を真ん中に三人が並んで座った。



「それでは、紫ちゃんの入寮を歓迎してカンパーイ!」



座る場所が大ちゃんの胡座の中と言うことを除いたら、楽しい時間が流れていた。



< 70 / 825 >

この作品をシェア

pagetop