ラベンダーと星空の約束
柏寮の住人は一癖ある人ばかりだ。
亀井戸さんだけは普通だと信じたいけど、
もしかすると変わった一面があるかも知れない。
「ほらほら、みんな座ってー!歓迎会始めるよー!」
瑞希君の号令で床に座り直そうとした時、
後ろから腕が伸びて、体がフワリと持ち上げられた。
「あっ!」と思った時にはベッドの上。
大ちゃんの胡座の中にすっぽりと収まっていた。
「へへへー
ゆかりちゃんの席はここね?野郎共は床に座ってー」
しまった…油断していた…
どうしようか?
こうまでされてから、あからさまに拒絶したら、折角の歓迎会ムードをぶち壊す…
そう考え、嫌だけど、少しの間我慢することにした。
ベットの上には大ちゃんと私。
床の上には瑞希君を真ん中に三人が並んで座った。
「それでは、紫ちゃんの入寮を歓迎してカンパーイ!」
座る場所が大ちゃんの胡座の中と言うことを除いたら、楽しい時間が流れていた。