ラベンダーと星空の約束
実際の私と流星の結末は…
手術が成功して健康体を取り戻した彼は、
ラベンダー色の女の子を忘れ、色んな女の子と遊びまくっていました。おしまい。
こんな感じ……
そっか…これが現実か。
滑稽過ぎて涙も出てこない。
深い溜息をついてネックレスを首に掛け直した時、
制服のブレザーのポケットでスマホが鳴り出した。
スマホは高校の合格祝いに、大樹のおじさんが買ってくれた物。
私が白で大樹が黒。
色違いでお揃いの物を二人に買ってくれた。
着信は大樹からだった。
『紫、元気か?今日入学式だったろ?
俺も同じ。東京の入学式ってどんな感じ?』
「どうって…別に普通だよ」
『普通?つまんねぇな。
ステージ占拠したり、酒飲んで暴れだす奴とかいねぇの?』
「あんた、東京にどんなイメージ持ってんのよ…」
大樹の中のイメージは、多分1月のニュースでやっていた乱れた成人式。
高校の入学式でそんなことする奴はいない。
入学初日で停学や退学になりたい奴がいる筈ない。
そんな事も分からないなんて、ほんと大樹って馬鹿だ。