ラベンダーと星空の約束
 


実際の私と流星の結末は…

手術が成功して健康体を取り戻した彼は、

ラベンダー色の女の子を忘れ、色んな女の子と遊びまくっていました。おしまい。

こんな感じ……



そっか…これが現実か。
滑稽過ぎて涙も出てこない。



深い溜息をついてネックレスを首に掛け直した時、
制服のブレザーのポケットでスマホが鳴り出した。


スマホは高校の合格祝いに、大樹のおじさんが買ってくれた物。

私が白で大樹が黒。
色違いでお揃いの物を二人に買ってくれた。



着信は大樹からだった。



『紫、元気か?今日入学式だったろ?
俺も同じ。東京の入学式ってどんな感じ?』



「どうって…別に普通だよ」



『普通?つまんねぇな。
ステージ占拠したり、酒飲んで暴れだす奴とかいねぇの?』



「あんた、東京にどんなイメージ持ってんのよ…」




大樹の中のイメージは、多分1月のニュースでやっていた乱れた成人式。


高校の入学式でそんなことする奴はいない。


入学初日で停学や退学になりたい奴がいる筈ない。


そんな事も分からないなんて、ほんと大樹って馬鹿だ。




< 79 / 825 >

この作品をシェア

pagetop