ラベンダーと星空の約束
慶子さんて食堂のおばさんだったのか……
3人の子持ちでシングルマザーで、夜の仕事を頑張っているお水のお姉さんだと思っていたけど、違ったんだ。
セフレ…じゃないってことだよね。
ついポロッとそれが口をついて出て、流星が横で笑い出した。
「慶子さんがセフレって、俺ってどんだけストライクゾーン広いのさ!
慶子さんは母さん的な存在なんだ。
俺の母さん死んじまってるから、代わりに甘えさせて貰ってる〜」
お母さん代わり…
何となくホッとしながら、テキパキと働く彼女を見つめていた。
ショートカットの髪型で、キリッと濃いめに描いた眉が印象的。
古い映画に出てくるような肝っ玉母さんを思わせた。
何となく大樹のお母さんに似てるかも…
そう感じて、初対面の彼女に親近感を覚えた。
「はいよ、A定二つお待ち!
あらま、可愛い女の子連れて。
大ちゃん、こんな純粋そうな子に手を出したらダメじゃないの。
あんた気をつけなよ?
この男は、相当女癖悪いからね?アハハハッ」
「ひっどいなー
俺の印象どんどん悪くなるじゃん。止めてよ〜」
それは大丈夫。
初日で既に印象最悪だったから。
これからは良くなる一方…だといいのだけどね。