ビターオレンジ。
.
ホットケーキの生地の上に乗ったオレンジや桃、苺などのフルーツに、
3色の生クリーム、カスタードクリーム、チョコレートクリームがホイップされていて…
そしてまたホットケーキの生地が上に乗って苺とブルーベリーのソースに、
チョコレートソースでお皿の周りを飾ってる。
「頂きます。」
勿論。写真をいっぱい撮った後、フォークとナイフを手に取り口へと運ぶ。
「美味しい」
余りの美味しさに、それ以外の感想が思いつかなかった。
「そ。良かった。」
素っ気ない気がしたけど気にしないことにする。
だって、
「明日、忘れんなよ?…早く起きておいてね笑」
今はその嬉しい気持ちだけで充分だから。
それに頷いて時計に目をやると、少し早いけどもう出てもいい時間だ。
急いで食べてご馳走さま。といって立ち上がった。
「…っと」
急に立ち上がったせいか、立ちくらみがしてフラリと倒れそうだった。
そこに斗間君がたまたまいて、支えてくれて少しの間放心状態。
はっと慌てて離れ玄関へ向かい、
聞こえる声で…
“行ってきます。”
なんて言えば、
“行ってらっしゃい。”
って返ってきて幸せだと感じた。
でも、やっぱり見て見ぬフリをしてきたものは…見なきゃいけないものに変わってきてしまって。
ガチャッとドアを開けたと同時に少し遅れて同じ音がした。
お隣さんの家からで間違いなくて、振り向くと丁度目が合う。
「お、…はよ」
ぎこちない挨拶に心の中で溜息をついた。
「あぁ。」
ただそう一言いって同じ方向へ歩き出す本宮君。
今日は制服で鞄も持っている。
道も登校ルートだからきっと学校に来るだろう。
なんとなく良かったなという気持ちと、
でも今まで通りにはいかないだろうって思うマイナスな気持ちが少しだけ頭痛を起こした。
.
ホットケーキの生地の上に乗ったオレンジや桃、苺などのフルーツに、
3色の生クリーム、カスタードクリーム、チョコレートクリームがホイップされていて…
そしてまたホットケーキの生地が上に乗って苺とブルーベリーのソースに、
チョコレートソースでお皿の周りを飾ってる。
「頂きます。」
勿論。写真をいっぱい撮った後、フォークとナイフを手に取り口へと運ぶ。
「美味しい」
余りの美味しさに、それ以外の感想が思いつかなかった。
「そ。良かった。」
素っ気ない気がしたけど気にしないことにする。
だって、
「明日、忘れんなよ?…早く起きておいてね笑」
今はその嬉しい気持ちだけで充分だから。
それに頷いて時計に目をやると、少し早いけどもう出てもいい時間だ。
急いで食べてご馳走さま。といって立ち上がった。
「…っと」
急に立ち上がったせいか、立ちくらみがしてフラリと倒れそうだった。
そこに斗間君がたまたまいて、支えてくれて少しの間放心状態。
はっと慌てて離れ玄関へ向かい、
聞こえる声で…
“行ってきます。”
なんて言えば、
“行ってらっしゃい。”
って返ってきて幸せだと感じた。
でも、やっぱり見て見ぬフリをしてきたものは…見なきゃいけないものに変わってきてしまって。
ガチャッとドアを開けたと同時に少し遅れて同じ音がした。
お隣さんの家からで間違いなくて、振り向くと丁度目が合う。
「お、…はよ」
ぎこちない挨拶に心の中で溜息をついた。
「あぁ。」
ただそう一言いって同じ方向へ歩き出す本宮君。
今日は制服で鞄も持っている。
道も登校ルートだからきっと学校に来るだろう。
なんとなく良かったなという気持ちと、
でも今まで通りにはいかないだろうって思うマイナスな気持ちが少しだけ頭痛を起こした。
.