野良猫との一週間


不審者かとも思ったけど、それにしてはあまりに整いすぎた容姿。


真っ黒い髪に飲み込まれそうな強い瞳、目元の泣きぼくろが妖艶な雰囲気を醸し出していた。


そして目が合うと、彼は嬉しそうに笑って言った。


「優愛や…やっと会えた」

『……は?』


何ですかこのドラマ的な展開は。


「うっわぁ、あかんわ。ほんま嬉しい」

『わ!誰!?なに!?』


男はぎゅーっと私を抱きしめた。

なになに、知り合い!?
知らないんだけどこんな関西男!



「優愛…俺を飼ってくれん?」


『…………警察』


やっぱり不審者かも。
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