そして、また


そんな浮かれた気分で過ごしてたら土曜日はあっという間にやってきた。

「変じゃない⁇」

あたしは服選びのため、蜜柑を家に呼んだ。

「はぁ…初デートじゃないんだし…そんな気合入れなくても…」

「ダメよ。初めて涼太から誘われたの。可愛くしたいの…」

あたしは時間に間に合うように少し早く話す。

「涙さぁ、変わったねぇ…」

「へ⁇」

「余裕がなさそうな感じがする。」

「失礼ね、あたしだって人間なんだから」

「それが前はなかったの‼まぁいいから、ほらこれとかいいんじゃん。」

そう言いながらフリルのワンピースを見せる蜜柑。
蜜柑の言いたい事はわかる。
みんなから言われてる事だから…
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