情熱のラブ・  フォルテシモ
「ジュナは僕に聞かないの?僕が君をどう思っているか。」

「どう思っているの?」

「僕は世界中を探したんだ。何人ものシンガーと歌ったがいつも空振りだった。どうしても相手の声が強すぎて僕が消えてしまう。何度も飽きらめた。ラリーの知り合いが東京へ行った時、田原のクラブで歌っている君のことを教えてくれたんだ。正直言って期待していなかった。もう何十人ものシンガーを見てきたから。ラリーは最後にしようと言って来日したんだ。結果はこの通りだ。君の声に熱くなった。どうしても君の声が欲しかった。こうしていることもまだ信じられないくらい、僕は君に会えてすごく嬉しくて気持ちが高ぶってしまう。目の前に君がいるのに今にもどこかへ行ってしまいはしないかと。君ともう歌えないのではないかと思って不安にもなる。」

「ジョシュ、私達はまだまだ一緒に歌うの。私が来て3日しか経っていないわ。考えられる限りの全てにトライしましょう。時間はたっぷりあるわ。不安になる材料は何もないわ。安心して、ジョシュ。私はここにいるから。」

「ありがとう、ジュナ、誰よりも君のひと言で笑顔になれるよ。」

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