情熱のラブ・  フォルテシモ
私は田原マネージャーの声にうっとりできた。

渡米して7ヶ月はあっという間に過ぎたけれど

今こうして愛する人を目の前にして

私だけ時間が止まっているような錯覚を感じた。

7ヶ月間離れ離れだったことを自分の中で消してしまいたい

なかったことにしたいという思いが私をそう感じさせたのだ。

「ジュナ、どうした、ぼんやりして、疲れているのか?」

私は彼の声にハッとした。

「いいえ、大丈夫よ、何でもないわ。」

私は3人に見つめられた。

中でもジョシュの視線が気になった。

彼に私の想いを気づかれたかと思った。

「俺はホテルにチェックインするから、君達はいつも通りにしてくれていいよ。」

「田原、ディナーに招待したい。私達3人で君を歓迎したい。」

「ラリー、ありがとう。お言葉に甘えるよ。じゃ、ディナーで。」

彼はホテルへ行ってしまった。

「ジュナとジョシュはもう一度オフィスに戻ってスケジュールを見るように。私はオーケストラのオフィスへ用事があるからここで失礼するよ。」

ラリーもカフェを出て行った。

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