情熱のラブ・  フォルテシモ
「ジョシュに修行をしてもらうためだよ。いいアイデアだろ?そして各国のクラブを巡り、今度のクリスマスにはここへ戻す予定で動くよ。どうかな、ジュナのライブのアイデアの上を行く素晴らしいアイデアだろ?」

「ラリー、素晴らしいわ。ジョシュは何と?」

「もう大張り切りでね。エネルギーを持て余しているから、これくらい大胆に動かないと。それに今できることは今やっておきたいという私の彼への想いがある。」

「彼にとってあなたの存在は絶対だと言っていたわ。本当にその通りだわ。」

「君との契約は末日までだがこの週明けに帰国しても構わない。ジョシュと話す時間を取ってくれたらと思う。」

「ええ、彼と話すわ。」

「ありがとう、ジュナ。君には心から感謝しているよ。これは私から君へ。」

ラリーは私に包みを渡した。

「何かしら?」

クリスタルのフォトフレームに収められたジョシュと私の写真だった。

初めてホールスタジオへ行き

オーケストラのメンバーと共にレコーディングした時

私達がマイクに向かって歌っているショットだった。

「ラリー、ありがとう。なんて素敵な贈り物かしら。これ以上のものがある?」

私は涙をこらえた。

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