情熱のラブ・  フォルテシモ
渡米最後の週末、ラリーの自宅へランチに呼ばれた。

「ジュナ、ソファでくつろいで、今飲み物を持ってくるよ。」

ラリーとシャンパンを傾けた。

「ジュナの美声に乾杯!」

「ありがとう、ラリー。」

ラリーは向かいのソファへ深くかけて言った。

「君が帰りたいと言った理由を、もっと有りのまま思うまま私に話してくれないか?」

「ひと言で済むわ。彼のいない場所で何をやっても私にとって無意味だと思うからよ。」

「なるほど、きっぱりと言ってくれるな、ジュナも。」

「私もって?」

「ジョシュが同じことを言ったよ。彼は君の想いを一番わかっているつもりだとも言った。だから私も考えた。9月にジョシュを田原のクラブへ行かせることにした。」

「何のために?」私は彼の言葉に驚いた。

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