俺と君との境界線
解きかけた思い
今日も朝ギリギリの登校。
いつもどおり校門には三戸瀬さんが立っていた

「ほらっ。今日もいつものとこ!!」

キレてんのか呆れてんのかわからない声でスタスタ歩いていく

「はぁ~い・・」

そう言って三戸瀬さんの後ろを歩いた

生徒会室に行くと笹原が紙をいろいろ見比べている
今一番見たくないツーショット。

笹原は三戸瀬さんを見てにっこり微笑む
それを見た三戸瀬さんの頬はうっすら赤く染まっている

嫌な予感・・

「ねぇ、神月には言ってなかったよね・・」

いつもと違う少し恥じらった声
俺の横にいた三戸瀬さんはいつの間にか笹原の横にいた

「あたしと健吾・・その、付き合ってるんだ」

衝撃の一言に俺はその場に固まった
わかってたことだけど直接本人の口から聞きたくなかった

嫌だ・・これ以上何も言うなーっ!!
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