俺と君との境界線
時間ぴったりにバスが来てそれに乗り込む
座席も空いててドカッと座り外を眺めた

よしっ!これでなんとか遅刻もしなくてすむ
そう思って携帯をいじり始めた。

携帯いじりにも飽きてまた外の景色を眺める
だいたい携帯をいじってから15分くらいたっている。
そろそろ降りる頃だと思ってたけど、景色を見てびっくり!
見慣れたガソリンスタンド・・
いつもなら5分くらいで通り過ぎる場所にまだいる

俺が唖然として外を見ていると、後ろに座っているおばさん達の
声が聞こえてきた

「今日はなかなかバスが進まないわねぇ~」

「そりゃ~あれだけ信号につまづけば進まないわよ」

「多分これから先もつまづくわよ。もう嫌になっちゃう!」

後ろで愚痴を言ってるかと思うとケラケラ笑い出すおばさん達。
おいっ!いつから笑い話になったんだ!?
そんなツッコミを心の中でしたあとイヤホンをつけ音楽を聴く事にした

イヤホンからはバラード調の音楽が流れている
さっきからバスも進んだり止まったりの繰り返しで、なんとなく眠気を誘う。
しばらくこの状態が続くだろうと思い、少しだけ仮眠をとることにした
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