俺と君との境界線
「こいつはただ補習が嫌なだけなんだよ」

声がする方を見ると和輝が嫌みのように英語の教科書を見ながらこっちに向かってくる

「おっ浦は英語やってんだな」

「なんたって来週からテストだしなぁ~!!」

沢田に話しかけてる途中に俺をチラ見してきた
しかも『テスト』の単語だけ少しデカい声で喋りやがって・・

「おい和輝!お前何でテストのこと教えてくれなかったんだよ。」

俺のドスの入った声に和輝は目を丸くする

「えっ?俺教えたし」

今度は俺の目が丸くなった
言ったも何も聞いた覚えが全然ない

「って言っても気づいたら朝だったんだけど」

はぁ? 俺の頭の中はこんがらがった
しばらくして和輝の言った意味を理解したと同時に怒りがフツフツと沸いた

『気づいたら朝だった』それって夢の中の話じゃねぇかっ!!

「まぁまぁ。神月落ち着けって、なっ?」

怒りが顔にも出てたみたいで沢田が慌てて俺をなだめた
和輝はケラケラ笑ってる

「冗談だって冗談。」

「お前、俺が赤点とったら責任とれよ?」

「責任って・・まさか俺の体を・・!?沢田助けてー!!」

そう言うと沢田の後ろに隠れた
なんか怒りとおりこしてすげぇめんどくさい
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