俺と君との境界線
放課後になると、どんどん教室から人が出ていく

「じゃあな、神月!」

肩を叩かれて振り返ると沢田がペットボトル片手に俺の近くまできた

「沢田・・今日も部活ねぇの?」

いつもなら部活用のデカいエナメルバックを肩にかけてんのに
今日は鞄だけを持ってる

「あぁ。来週中間テストだろ?俺もそろそろ勉強始めなきゃヤバいなぁ~って」

なんだ、そういうことか・・
・・・・ん?

「はぁぁ!?テスト?しかも来週?」

俺の突然の叫びに沢田はビックリしたみたいでキョトンとしている

「そうだぜ・・?まさかお前知らなかったのかよ?」

「全然・・聞いてねぇよ~」

一気に脱力して机にうつ伏せた

「また赤点者には補習があるみたいだぜ」

沢田の一言でさらに気が重くなった

「でも意外だな~」

沢田が感心したような声で話す

「何がだよ・・」

「神月って結構テストとかどうでもいいって思ってそうなのにな。結構真剣に悩むんだなぁって思って」

今のは軽く失礼なんじゃねぇ?
まぁ俺の日頃の行いを見てるとそう思われてもしかたないんだけどさ
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