俺と君との境界線
「はあぁぁぁぁ!?」

沈黙を破ったのは俺の叫び声。

「うるせぇよ龍!」

和輝の怒声も耳に入らないで俺の頭の中は混乱していた

笹原と言えばクラスで5番以内に入る秀才。
そんな奴と張り合うくらいだから沢田もヤバいくらいの脳みそを持ってる

俺らの学年が8クラスだから単純に計算しても・・・40番以内には入ってるんだよな
ダチの中でそんな頭のいい奴がいるとは思わなかった・・

「沢田・・お前ほんとすげぇんだな・・」

「でも、張り合うっつってもまだ一回も勝ったことないんだけどなっ」

苦笑いしながら頭を掻く沢田の姿は金色に輝いて見えた

「おい和輝・・俺人のオーラが見えるかもしんねぇ・・」

「あっそ。そりゃ良かったな」

冷たくあしらわれて、教科書を眺めるけどわけわかんないから適当に文法をノートに写していった

しばらくしても理解不能なのでまたまた和輝に聞いた

「和輝―。ここ分かんねぇ~」

「ん~。俺も分かんな~い。沢田に聞け」

嘘だ。目線が自分のノートから離れてなかったじゃねぇか!!
それに沢田にはさっき何回も質問したから聞きづらい

「ん?どこだ神月?」

笑顔で嫌な顔一つしない沢田に軽く申し訳ないような気分になりながら沢田が言う説明を聞いた
頭がよければ教え方も上手いのか俺はすぐ理解できた

時間がたつ度に集中力がきれて、俺は携帯を取り出して時間を見てみると12時20分。

時間がたつのは早いと思いながら自分にここまで集中力があることにびっくりした
ちょうど昼飯の時間だと思うと急に腹が減ってきた
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