俺と君との境界線
「席につけ〜!!今から成績順位表返すぞ〜」

周りからはブーイングの嵐。
もちろん俺も

「おまえらなぁ〜昨日までにテストの点数つけるの大変だったんだぞ〜」

先生はため息をついて愚痴をこぼしだした
そんな愚痴を5分聞いてみんなどうでもいいような空気の中順位表が返された

俺の名前が呼ばれて取りに行くと、情報と現文は頑張ったなって言われ順位表を貰って席に着いた

もうちょっと全体的に誉めてくれてもいいのになぁ
とりあえず順位表を眺めた

「もし点数ミスあったら明日まで受け付けるから、今日のうちに確認しとけよ〜。今日はこれで終わり」

総務の号令でSHRが終わった

「龍〜。どうだった?」

和輝の声がしたと思ったら俺の持ってた順位表が消えてた

「へぇ〜。ノルマクリアしてんじゃん」

和輝が感心して俺の順位表に目を通してる

「まぁ俺もやればできるってことだな」

「でも、赤点も3つじゃん。つうか、英語が赤点ってどういうことだよ?」

ギクッ。

「せっかく俺と沢田が教えてやったのに‥」

あはは〜‥

「よぉ!!お前ら結果どうだった?」

沢田も来て俺の順位表を覗き込んだ

「おっ!神月頑張ったな」

「でも英語がなぁ‥。」

うるせーよバ和輝!!
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