俺と君との境界線
キーンコーンカーンコーン。

一時間目終了のチャイムが鳴ると同時に俺は作文を書き終えた。

「っしゃあ!!作文も書き終えたし、グッドタイミング」

俺が達成感に満ち溢れながら鼻歌を歌ってると
ドアが開いた。

「どう?作文の調子は?」

三戸瀬さんが様子見に来たらしい

「終わったぜー!はいこれ。」

三戸瀬さんは少し信じられない顔をしながら
俺から作文を貰うと
ある程度目を通した。

「一応6枚書いたみたいね。にしても、ひらがなと改行が多すぎるわね。」

苦笑を見せて作文用紙を机の上に置いた。
だって、そうでもしないと6枚も書けないって

「まぁ気にすんなって!じゃあな生徒会長さん。また明日」
三戸瀬さんの肩を軽く叩くと、勢いよく生徒会室を飛び出して廊下を走った。
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