俺と君との境界線

「浦っていう声が多かったな〜。後は‥吉川と中野。」

俺も女子の声聞いててビックリ！！
結構和輝の名前が呼ばれてた

まぁあいつは中性的な顔だし・・それにしてもあいつに女装が似合うのかよ？

俺は頭ん中に和輝の女装姿を思い浮かべた
似合う似合わないのまえにウケるだろっ（笑）

俺は声を殺しながら机にうつ伏せた状態で笑った
まるで人ごとみてぇ・・実際人ごとなんだけどよっ

「あと一人だけだな・・ほんとにやりたい奴いないのか？」

周りを見ても誰も手を上げる奴はいない
って思ったけど一人誰かの手が上がってる

よっしゃあ、これで4人決まった！！

「おい浦。お前はもう決まったんだぞ？」

えっ？なんだ・・手ぇ上げたのって和輝かよ・・
あいつもしかして辞めるとか言うんじゃねぇだろうな

「先生〜。俺、もう一人の店員龍がよさそうだと思う！！」

・・・はっ？

みんな一斉に俺の方を見る

俺はすぐに否定した

「何言ってんだよ和輝！普通に俺はないだろ〜」

「でも、結構イケるかも・・」

・・はい？

「メイド系ではないけどお姉系なら大丈夫そうじゃない？」

「あ〜クールビューティーってやつ？」

「やっちゃえよ神月！！」

周りからは賛成の声がすげぇ聞こえる
俺さっきまで人ごとだと思ってたのによ・・

「どうだ？神月。やってくれるか？」

「別にどっちでも・・」

チャイムが鳴って一限目終わり

まぁ結局最後の一人は俺になったんだけど・・
ったく和輝の奴余計な事言いやがって!!