ひとつ屋根の狼さん。
必死に訴えるわたしに、ママはおおきなわらい声を浴びせる。
「あっはっはっはっ!
とって食われるって……そんなばかな。
ツカサくんはあんたじゃつとまらないわよ!」
「……なっ?!!」
そそそそそういうもんだい!?
あー笑い疲れた、という声が聞こえたあと、
ママはこう付け加えた。
「まあ、あんた、ちょっと落ち着いて、ツカサくんに会ってからもう一度かけなおしなさいよ、ね?
あーうらやましい、ママが変わりたいわよーまったく!
感謝しなさい♪
この親不孝娘♪」
は……???
意味がわからないし、なんなの、わたしの心配はなし?
「ちょっとママ
あたしに変わってよー!」
はるかのこえがする。
「ん?
なんかはるかが話したいって……きゃっ!」
「もしもしおねーちゃん?!」
勢いのある声が電話のむこうから聞こえた。
いつも、妹なのに姉のような はるか……。