アイドルに恋をして
お姉さん!どうか先に降りないで下さい!
緊張で思わず背筋が伸びる。
“チンっ”
その時エレベーターが10階に止まったことを知らせてくれる。
「(よかった!助かった!)」
美咲はホッとする。
10階で降りたらこっちのものだ。
ドアがあく前に入口の近くまで行こうとした瞬間。
ポンポン。
背後から、肩を叩かれる。
「……」
ヒッ⁉︎
「すみません、もしかして昨日…」
「いやーっ!」
美咲は恐怖のあまり叫んでいた。
美咲の声に、驚いたのか男はビクッと一瞬ひるむ。
…今だ!
その瞬間美咲はドアが開くと同時にダッシュで走る。
目の前に見える部屋に駆け込む。
「すいません!変な人につけられてるんです!助けてください!」
無我夢中で助けを求めた。
「えっ?大丈夫⁉︎」
助けを求められたお兄さんが、驚きながら後ろを確認する。
後ろからやってきたナンパ野郎を見た瞬間、お兄さんはポカンとする。
「…仙田さん?」
「えっ?」
「いやー参ったよ。これで2回目だねー逃げられるの。足速いねぇ、君」
えっ?
お兄さんの知り合い?
「また、何かやりましたね⁉︎
この子、完全にビビってますよ?」
…もしかして、怪しい人じゃない?
緊張で思わず背筋が伸びる。
“チンっ”
その時エレベーターが10階に止まったことを知らせてくれる。
「(よかった!助かった!)」
美咲はホッとする。
10階で降りたらこっちのものだ。
ドアがあく前に入口の近くまで行こうとした瞬間。
ポンポン。
背後から、肩を叩かれる。
「……」
ヒッ⁉︎
「すみません、もしかして昨日…」
「いやーっ!」
美咲は恐怖のあまり叫んでいた。
美咲の声に、驚いたのか男はビクッと一瞬ひるむ。
…今だ!
その瞬間美咲はドアが開くと同時にダッシュで走る。
目の前に見える部屋に駆け込む。
「すいません!変な人につけられてるんです!助けてください!」
無我夢中で助けを求めた。
「えっ?大丈夫⁉︎」
助けを求められたお兄さんが、驚きながら後ろを確認する。
後ろからやってきたナンパ野郎を見た瞬間、お兄さんはポカンとする。
「…仙田さん?」
「えっ?」
「いやー参ったよ。これで2回目だねー逃げられるの。足速いねぇ、君」
えっ?
お兄さんの知り合い?
「また、何かやりましたね⁉︎
この子、完全にビビってますよ?」
…もしかして、怪しい人じゃない?