闇の中の月姫
流「お前は、何に怯えてるんだ?」
まっすぐな瞳で私をみつめた。
あんたに、何がわかるっていうの?
『別に何にも怯えてなんかない。
友達なんていたって楽しい?』
蜜「楽しいよ!宝龍は!
僕、星亜と友達になりたいな。
宝龍が星亜の居場所になるよ」
……宝龍等が、いい人達なのは、わかる。
だってここまでして、私に関わろうとしてるでしょ?
少なくとも流の瞳は、私の過去に何かが、あった事が分かっていたもの。
光に満ちた、まっすぐ瞳だったから。
かつては、私もそんな瞳だったのかな。
でも……お願いだから、これ以上関わってこないで。
信じてしまいそうになる。