First Love
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「リアン様、愛しています」
なめらかな肌を露わにし、
俺と眠りにつこうとする、ご令嬢。
「ええ、私もリリア様を愛しています。
結婚できる日を夢にまで出てくるほど、
愛しく思っています。」
「リアン様っ…すごくうれしいです。」
嘘を並べて、
ご令嬢の機嫌をとる俺。
もし、戦略のためと知られたら、
最低な男と思われるんだろう。
だが、俺も同意する。
だから、悲しんだりはしない。
綺麗な顔のご令嬢の寝顔は
うっとりとするほど。
しかし、見つめる必要はない。
それよりも、どうして、朝、
俺が部屋を出ようとしたとき、
アイは俺の動きを止めたのか。
「……分からねえ…。」