真白な彼女
私は更に凝視する。
この声は知っている。
私はこの声を聞いている。
見えなくても分かる、声の聞こえた方を向いて人物が薄っすら黒い影の様にまだ見えるが私には、はっきりとその姿、顔をイメージする事が出来た。
あの時、私と…。
私の名前を知っていた…。
気味が悪い人だ。
『小鳥遊。別に待ちくたびれた訳では無いが、人を待つのはこうも退屈な物なのだと再確認出来たぞ。まぁ、お前は時間通りに来てくれたのだから文句も付けようが無いのだかな』