花とミツバチ
(転ぶっ…)
「っ…」
そんな体を、後ろからガシッ!と掴みとめる腕。
ードサドサッ…
「…、…」
「……」
階段を転げ、落ちて行く段ボール。
その上で私の体は後ろから来た千葉くんの腕によって何とか落ちることなく抱えられていた。
「…、セーフ…」
「あ…ありがと…」
声は安堵を浮かべながらも、しっかりと力の込められた腕。見上げれば、すぐ近くの頭上にその顔がある。
「…、」
近い距離、触れる体
それらにまた心はドキッと音を立てた。