花とミツバチ
「…あの、さ」
「?はい」
「前にも一回聞いたんだけど…改めて、聞いてもいい?」
「?」
「どうして、私なの?」
「……」
以前聞いた時は『いろいろ』で誤魔化されてしまったけれど
すぐ顔を赤らめるくらい、写真なんて持ってるくらい…好きだと思うのは、どうしてか。
知らずにはきっと私も進めないから。
「…、」
問いかけた言葉に、彼は少し躊躇いコーヒーを一口飲み、恥ずかしそうに口を開いた。
「えーと…どうして、って言われるとこれっていうきっかけはないんですけど」
「うん」
「俺、入社してから一番最初に怖いと思ったのが藤田先輩なんです」
「え!?」
一番最初に怖いって…どういうこと!?