花とミツバチ
「…これが俺の本音です。俺のことも、最低だと思いますか?」
「……」
顔を上げれば、まっすぐに見つめるその瞳。
よく似ている気持ちを抱く彼の心
一心に向き合ってくれて温もりをくれる、その気持ちの隅の本音。
それが、最低かなんて
「…思わない」
思うはず、ない。
「千葉くんは、真っ直ぐな人だと思う。…そんな本音も、ちゃんと伝えてくれるくらい」
気持ちを隠さないで、伝えてくれる。
明るい心も黒い心も
言葉にして、こうして伝えてくれる。
「……」
呟いた私に、千葉くんはそっと微笑ってまた強く抱き締める。