花とミツバチ
「…千葉くん…?」
「……」
痛いくらい、込められる力。
それは必死に何かを繋ぎとめるように。
「…その気持ち、俺すごい分かるんです」
「…?」
「俺も、似たようなものだから」
耳元で呟く低い声は、部屋の中に静かに響く。
「相手に好きな人がいるからって、分かってても身を引けなくて…いつかどうにかなるかもしれない、そんな小さな可能性に期待して」
「……」
「どうせ自分が泣くことも分かってる。それでも好きで、好きで…いっそ相手がフラれてくれたらつけこめるのに、なんて汚いことも願いもする」
好きで、好きで
いっそ相手がフラれてくれたら、