花とミツバチ



「…別に俺は、二人がそういう関係だったことに口出すつもりもないしどうでもいいです」

「……」

「けど正直、課長にはいい印象持てないです」



上司相手に、正直すぎるだろ。

そう思いながらも、これまで我慢していた唇は発する言葉を抑えきれない。



「…何で離婚する気もないのに、先輩に手出ししたんですか?」

「…?」





ずっと、思ってた

どうせ俺の気持ちが叶わないのなら、いっそのこと幸せになってほしい。

あぁもう、俺なんて敵わない。それだけ幸せな顔見れたならいいや。って、そう思えるくらい幸せになってくれるならいいのに。



彼女の言う、相手の幸せを願う『綺麗事』かもしれないけど、だけど



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