花とミツバチ
「疲れた…謝罪ってこんなに疲れるんですね…」
「優しい取引先はまだよかったけど、明らかにイラついてる所もあったからね…精神的に疲れた」
「おー、藤田も千葉もお疲れ」
ぐったりとオフィスの端に座り込んでいると、明るく声をかけたのは待ち受けていたらしい梶原課長。
「お…お疲れ様です…」
「大変だっただろー?謝罪ツアー」
「それはそれはもう…あの相手会社の『手間取らせるんじゃねーよ』と言わんばかりの威圧感が…あ、これ発注書です」
「はい、確かに。今度はシュレッダーかけるなよ」
「本当に申し訳ありませんでした…」
彼は涙目で反省する千葉くんに、受け取った発注書で頭をペシペシと叩き笑いとばす。