花とミツバチ



「よしよし、よく頑張ったな。入力作業は俺がやっておいてやるから二人は帰っていいぞ」

「へ?でもそれは私の仕事…」

「いいよ。藤田も疲れただろ?今日は帰れ」

「……」



そして続いて言い聞かせるように私の頭をぽんぽんと撫で、自分のデスクへと戻って行った。



「…、」



すぐ頭を撫でるその大人な手に、弱いからまた困る。



「…じゃあ、お言葉に甘えてあがります」

「あぁ。お疲れ」

「はい!お疲れ様でした!」



渋々仕事を任せ、私と千葉くんは帰ってきたままの足でまた会社を出て帰路へつくべく駅への道のりを行く。




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