花とミツバチ



「あっじゃあ俺も手伝います!」

「へぇ…何を?」

「えーと、先輩みたいにパソコン使うのは出来ないんで…あっ!肩揉みましょうか!」

「邪魔だから営業行ってくれる?」

「……ハイ…」



冷たく言い切り画面を見たままカチカチと手を動かすと、視界の端で千葉くんはシュン、としょげてデスクを去った。



「千葉くん元気出して〜」

「藤田さん本当言い方きついよねぇ」

「いえ、俺が悪いんで…」

「よしよし。飴あげるから元気だして!」

「……」



そんな彼に、女の子たちはチャンスと言わんばかりに取り囲み可愛がる。



(…しょげてる)



まぁそもそもは、千葉くんが原因なわけだし。隣で謝られても仕事が片付くわけでもない。私は間違ったことはしてない、はず。



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