好きなもんは好き。







恭平は中学の時は普通に地毛の焦げ茶?ダークブラウン?あ、まあそんな感じの色だったんだけど。






あたしたちが入学する高校は、校則がゆるいので即刻高校デビューとか言って茶髪に染めたんだよね、恭平。






…うん、馬鹿である。







「…それ、何色って言ったらいいか、わかんないよね。THE茶髪。」




「何だそれ。」




フッと鼻で恭平は笑うけど、あたしは悶々とぴったりくる表現を考えてた。





だってなんか表しにくい茶色。





まんま茶色。ああみんな茶髪に染めたいって言ったらこの色だろうなっていう茶色。





街で歩いてても別に気にならない程度。





明るすぎず、でも黒ってわけでもないんだよね。






………、






うんわかんないからいいや☆










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