約束の大空 2 【第三幕完結】※約束の大空・3に続く




二人の絆……。






絆って言えば聞こえはいいけど
やっぱり……私は思うよ。




どうして……
自分を傷つける生き方しか出来ないの?







その後、屯所の中に駆け戻った私は
花桜の部屋へと直行する。



布団に眠らされて休まされていた
その部屋に静かに入ると、何度も泣いたのか、
花桜の涙で枕が濡れてた。





「花桜……、傍に居るよ」






そんな花桜に少しでも一人じゃないことを伝えたくて
花桜の手を握りしめながら何度も何度も声をかけ続けた。







それぞれの絆が試される時間。








見えない絆だけが全ての時間と出来事を
繋げているように思えた。





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