あなたの心理テスト(ホラー)
 努は次のページをめくったものの、目次にもう一度戻った。


もう1つ気になるところがあったからだ。


『合計100問』の後ろにあった『(?)』。


 どういう事だろうか。努が何度頭の中で計算しても100問は100問だ。


それ以上増えたりも減ったりもしない。


―――――100問じゃないのか?


 努の頭の中に疑問が浮かんでは、消えた。


 どうもこの本は怪しい。努は密かにそう思った。


―――――なんだ?(?)の意味…。


   100問かもしれないし、そうじゃないかもしれないってことか?


 いくら考えても、納得のいく答えは出てこない。


「ううん…」


 もう考えても無駄だ、薄々わかってくるよ、という考えが努の中に出てきている。


「…もういいや」


 もう努は気にしないことにした。気にしたらいつまでも考えて先に進まなそうだったから。


「…よし」


 軽く気合を入れ、一回めくったページを再度めくる。


『1章!あなたの知らなかった自分が見えてくる!全14問!』


 1ページを挟んで目次と同じように全体的に


キラキラとしたデザインが目に飛び込んでくる。


ページは白。文字は黒という、シンプルな感じで努には好印象だ。


 もう1ページめくる。


『‣‣‣Q1


 次の3つから、好きなフルーツを選んでください!


 1、みかん(オレンジ) 2、いちご 3、バナナ』


―――――この中から3つか…。じゃあ俺は、3のバナナだな。


答えは次の次のページらしく、次のページにはQ2が載っている。


 続けてQ2をする。


『‣‣‣Q2


 あなたの乗っているバスがバスジャックされてしまいました!
 あなたはどうしますか?


 1、ただおびえて黙っている 2、犯人に掴み掛る 3、携帯でこっそり助けを呼ぶ』


―――――俺は1。実際にあったらそうしそうだからな。


 期待を胸に次のページへ。


「…おお…!」


 そこには素晴らしい…かどうかは分からないが、細かくそれぞれの答えが書かれていた。
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