鬼神様と××しました
「ありがとう」


私はマスコットを握りしめ、2人の頭を撫でた。




大丈夫だよね…


胸騒ぎを気にしないようにして、私はまた源喜さんを見つめた。




ドドーンっっ




また、地面が大きく揺れる。




「とうとうお出ましか…」




低い声で言う、源喜さん…

その目線の先には……




「………っ!」

「な、何だあれ!!?」


隣にいる純麻くんは、かなりびっくりしている様子。

私は驚き過ぎて、言葉を失ってしまった…



目の前には、とても大きなドロドロした化け物が立っていた…




こ、こんなのが、現実に存在するの!?



「やっぱりか…」

「あれだけでかい妖気を放つやつだから、でかいだろうとは思ってたが…これだけでかいとは…」

「こんな妖怪いたっけ?初めて見るな…」


源喜さんたちは、そう言って話しながら、空に飛び立った。

3人は宙に浮き、怪物を見下ろした。







「楓さんの背中に…黒い羽が生えてる…」


さっきまで…羽は生えてなかったような…?



「楓くんは天狗だから、羽が生えてるんだよ。空を飛ぶ速さは、天狗が一番だよ」

「そうなんだ…」
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