鬼神様と××しました
「そのまま、あっちの交差点見てみ…」

「……?」


源喜さんは、神社とは逆方向の交差点を指差す。

私はわけがわからなかったが、とりあえず後ろを振り返った。








「…………え”!!!」


振り返った途端…私は驚き過ぎて、その場に固まり、動けなくなってしまった。

私の目に写る光景。

それは本当に驚くものだった。



「こ、これ………」

「これが現実だ」



信号を渡るサラリーマンの顔は、紫色の顔で黄色い瞳に唇、長いツノ…

明らかに人間ではない生き物が、スーツを着て歩いている。


車を運転しているのも、人間ではない。

どこからどう見ても、妖怪のような顔をしていた。




「お前ら人間の目には、あいつらは人間に見えているけど…本当の姿は、人間には程遠いだろ」

「どうして?源喜さんは産まれた時も、今のままの顔だったんですよね?」

「俺らのような妖力の高い妖怪は、産まれた時と人間の姿は、さほど変わらない。少し隠しさえすれば、人間界に溶け込める程度だ。でも妖力の低い妖怪は…人間に化けることはできない」

「じゃあ、どうやって人間の姿になるんですか?」

「………人間を食う」

「え”……」
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