鬼神様と××しました
源喜さんの言葉が、次々に胸に刺さる。



「ま、現実を受け止めろよ♪」


どこか嬉しそうな源喜さん。



「もしかして…私の好きな人の正体が河童だってこと、初めからわかってたんじゃないですか!?」

「正解」

「ひ、ひどいっ」


だから、私が好きな人がいること打ち明けたとき、ちょっと笑ってたんだ!

源喜さんのこの能力があるってわかってたら、こんなことなかったのに……




「いいじゃねえか。河童はいい奴らだぜ?マイペースで」

「う、うるさいっ」

「ハハハ」


笑いながら私から手を離し、交差点の方へ歩いていく源喜さん。


源喜さんが手を離したので、私の妖力はなくなり…

河田くんは河童の姿から、私の知っている人間の河田くんの姿に…


私は肩を落として、河田くんたちに背を向けた。

そして源喜さんを、小走りで追いかけた。






「ただいま」
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