おとななこども
トーゴちゃんはモソモソと口を動かしてお弁当を食べている。
あたしの視線に気づいたと言うように、
「やらねーぞ」
トーゴちゃんは一言言ってまたモソモソ。
「トーゴちゃんさ…」
「何?
弁当ならやらねーって言ったはずだぞ」
「どうして警察官の方を目指そうと思わなかったの?」
「俺はカツ丼よりも牛丼が好きなんだ」
あたしの質問にトーゴちゃんは呆れたと言うように返したのだった。
警察官じゃなくて、容疑者がカツ丼を食べるんだけどな…。
心の中でツッコミを入れながら、あたしはお弁当箱を空っぽにしたのだった。
あたしの視線に気づいたと言うように、
「やらねーぞ」
トーゴちゃんは一言言ってまたモソモソ。
「トーゴちゃんさ…」
「何?
弁当ならやらねーって言ったはずだぞ」
「どうして警察官の方を目指そうと思わなかったの?」
「俺はカツ丼よりも牛丼が好きなんだ」
あたしの質問にトーゴちゃんは呆れたと言うように返したのだった。
警察官じゃなくて、容疑者がカツ丼を食べるんだけどな…。
心の中でツッコミを入れながら、あたしはお弁当箱を空っぽにしたのだった。