高校生デビュー
よし!
私はめがねに手をとった

「ちょちょ、先輩ッ」

藤沢君は泣きそうになっていた。

「だいじょーぶだって!
安心して!」

めがねをはずした彼は


まさにあのイケメンな少年だった!


「あにはらやわやらひ!」

もう何語か分からないような声をあげていた。

「先輩しっかりして!
こういうときはたしか…
人工呼吸?」

違うよ!
なんでだよ!

「心臓マッサーカーか!」

歴史上の人物だよそれ!
どんなことだよ。

「死んじゃうよそんなことしたら!」

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