高校生デビュー
「みましたよね。」

なにを!
落ち着いた私は聞いた。

「傷」


きず?傷?着ず?キス!

「キスじゃないです!
きーずー」

藤沢君は前髪を持ち上げた

おでこには少し大きな傷がついていた。

「みてなかったよ!
知らなかった。」

あのときの藤沢君は

髪はいつもの長い目より短かったし
めがねはなかったし…

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