幼なじみと両想いになりました
クスクスとミチルは笑った。

「いつの話だよ」

「健人が私のこといじめてたからじゃん」

懐かしいな～。そう言いながらミチルは健人のベッドにゴロンと転がった。

「あの頃は健人と付き合うなんて考えてなかったもんな…」

昔の事を思い出しながら、思い出にふけっていたミチルは今の自分がどんな体制でいるのか考えていなかった。

「俺は結構前から考えてたけど…」

えっと思い、顔を上げると真上に健人の顔があった。

２人に乗られたベットがギシっと軋んだ。

気づけば健人の両腕に挟まれ、逃げ場がない状態になっていた。

「健人…な、に…」

健人の顔を見れなくて、ミチルは顔をそむけた。

「…ミチル、こっち向けよ」

声がでない。

ミチルは今の自分の状況が飲み込めなかった。
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