幼なじみと両想いになりました
「ミチル」

健人の手がミチルの頬に触れた。

だんだん近付いてくる健人。

健人の息がかかるところまで近付いてきたとき、ミチルは耐えきれなくなった。

「やっ!やだっ!」

ミチルは思わず健人を押しのけた。

思いがけない強い力で押された健人はベッドの端まで飛んでいた。

「や、やだ、健人。何?急にさ…。あ、私の顔なんかついてた?」

気まずさからミチルは早口てしゃべった。

健人はベッドの端に飛ばされた状態のまま、下を向いて動かない。

怒ってる…?

「健人…?」

お願い何か言って…
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