先生の「特別」にしてくださいっ!
「高橋さん、滝野さん、助かるわあ!
うちのクラスの机、
全部運んでくれるなんて!」
「元はと言えば、
こっちが準備してる間に
HRを勝手に終わらせた先生が
悪いんですけどね。」
「凛!聞こえるよ!」
「大丈夫。聞こえてない、はず。」
「私、料理部の喫茶店、毎年行ってるの!
今年も楽しみだな!
滝野さんも作るんでしょ?」
「ほら、ね?」
文化祭前日の準備日。
私たち生徒会は、
文化祭の運営のため、
机の移動計画を行うわけだけど…
「ごめんなさい!
移動計画のことすっかり忘れて、
クラス解散にしちゃった。
どうしよう…」
と、いざ移動計画を始めようと
雪乃と二人で教室に戻ったら、
誰もいない教室で悠美っちに言われた。
「仕方ないですね。
滝野さんと私でなんとかします。」
教室にある机は40個。
教室があるのは三階。
机を運ぶ先である倉庫は一階。
つまり、
雪乃と私で手分けしても、
「嘘でしょ!?
机20個を一階まで運ぶの!?」
「大丈夫大丈夫!
どうにかなるって。」
うちのクラスの机、
全部運んでくれるなんて!」
「元はと言えば、
こっちが準備してる間に
HRを勝手に終わらせた先生が
悪いんですけどね。」
「凛!聞こえるよ!」
「大丈夫。聞こえてない、はず。」
「私、料理部の喫茶店、毎年行ってるの!
今年も楽しみだな!
滝野さんも作るんでしょ?」
「ほら、ね?」
文化祭前日の準備日。
私たち生徒会は、
文化祭の運営のため、
机の移動計画を行うわけだけど…
「ごめんなさい!
移動計画のことすっかり忘れて、
クラス解散にしちゃった。
どうしよう…」
と、いざ移動計画を始めようと
雪乃と二人で教室に戻ったら、
誰もいない教室で悠美っちに言われた。
「仕方ないですね。
滝野さんと私でなんとかします。」
教室にある机は40個。
教室があるのは三階。
机を運ぶ先である倉庫は一階。
つまり、
雪乃と私で手分けしても、
「嘘でしょ!?
机20個を一階まで運ぶの!?」
「大丈夫大丈夫!
どうにかなるって。」