先生の「特別」にしてくださいっ!
「それに、姉ちゃんが海外行ったら、
彼氏可哀想じゃん。」
「はあ?私、彼氏なんていないよ!?」
「姉ちゃんが先生って呼んでる人、
彼氏じゃないの?」
「先生って呼んでんだから、
彼氏なわけないだろ!先生は先生だよ。」
…卒業するまでは、ね。
「ふーん?まあ、どうでもいいけど。
でも、あの人、姉ちゃんが海外行ったら、
悲しいんじゃない?」
「それは…」
そう…かな…。そうだといいな。
私も離れるの、寂しい。
「俺達…家族なんだろ?」
一也が突然、キャラじゃないことを言い出す。
「当たり前じゃん。」
一年前と違って、
今はもう疑いようもなく家族だよ。
「だったら、姉ちゃんがどこにいようと、
一人じゃないじゃん?」
あ…………
そっか。
「そうだね。」
「住む場所が違っても、家族は家族だろ?
と、俺は思う。」
「なんだお前、いいこと言うじゃん。」
「別に。」
そうだ。
私たちはどこにいようともう家族、
なんだよね?
私だけが離れるからって、
それは一人になるとかそういうことじゃない。
そうだよ。
「ありがとう、一也」
彼氏可哀想じゃん。」
「はあ?私、彼氏なんていないよ!?」
「姉ちゃんが先生って呼んでる人、
彼氏じゃないの?」
「先生って呼んでんだから、
彼氏なわけないだろ!先生は先生だよ。」
…卒業するまでは、ね。
「ふーん?まあ、どうでもいいけど。
でも、あの人、姉ちゃんが海外行ったら、
悲しいんじゃない?」
「それは…」
そう…かな…。そうだといいな。
私も離れるの、寂しい。
「俺達…家族なんだろ?」
一也が突然、キャラじゃないことを言い出す。
「当たり前じゃん。」
一年前と違って、
今はもう疑いようもなく家族だよ。
「だったら、姉ちゃんがどこにいようと、
一人じゃないじゃん?」
あ…………
そっか。
「そうだね。」
「住む場所が違っても、家族は家族だろ?
と、俺は思う。」
「なんだお前、いいこと言うじゃん。」
「別に。」
そうだ。
私たちはどこにいようともう家族、
なんだよね?
私だけが離れるからって、
それは一人になるとかそういうことじゃない。
そうだよ。
「ありがとう、一也」