My Precious ~愛する人よ~ Ⅱ


美しい金の髪に顔を埋める

折れてしまいそうな体を、ぎゅっと抱きしめる

すると




「――行くな・・・アレン」




俺の胸の中で声を詰まらせて、小さくそう呟いたレイア


小刻みに震える体が、咽返る様な花の香りを俺に届ける

そして、ギュッともう一度俺の背を掴んだ





「頼む――行くな」




そう言った彼女の声が俺の心を満たす

ぽっかり空いていた心を、あっという間に埋めていく



ゆっくりと、俺の体から離れるレイア

胸にあった彼女の熱が離れただけで、寂しくて堪らなくなる

それでも、目の前で俺を見つめるその瞳を見て、息が詰まる



美しいターコイズの瞳に溜まった涙が

あまりにも綺麗で
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